2009年1月24日土曜日

姥捨て伝説


おはようございます。姥捨山はそういう伝説は、実際はなくて姥捨山は「うばすて」の「うば」は巫女「すて」は住んでいたという山だそうです。とはいうものの、それではちっともですね。

昔、年寄りの大嫌いな殿様がいて、「60歳になった年寄りは山に捨てること」というおふれを出しました。殿様の命令には誰も逆らえません。親も子も、その日がきたら山へ行くものと諦めていました。
ある日のこと、一人の若者が60歳になった母親を背負って山道を登っていきました。気がつくと、背中の母親が「ポキッツ、ポキッツ」と木の枝を折って山道に捨てています。男は不思議に思いましたが、何もきかずにそのまま歩きました。
年寄りを捨てるのは深い深い山奥です。若者が母親を残して一人帰る頃には、あたりはもう真っ暗闇。若者は道に迷って、母親の所に引き帰して来ました。息子の姿を見た母親は静かに言いました。「こんなこともあろうかと、途中で枝を折ってきた。それを目印にしてお帰り」、子を思う親のやさしい心に触れた男は、殿様の命令に背く覚悟を決め、母親を家に連れて帰りました。
 しばらくして、となりの国から「灰で縄をないなさい。できなければあなたの国を攻める」と言ってきました。殿様は困りはて、誰か知恵のある者はいないかと国中におふれを出しました。若者がこのことを母親に伝えると「塩水に浸した縄をなって焼けばよい」と教えられ、若者はこの通りに灰の縄を作り、殿様にさしだしました。隣の国では「こんな知恵者が居る国と戦っても、勝てるわけがない」と攻め込むのを諦めて
しまいました。殿様は、たいそう喜び「ほうびをとらす。欲しいものを言うがよい」と言いました。若者は「ほうびはいりません。実は・・・」、若者は決心して母親のことを申し上げました。「なるほど、年寄り」というものは有難いものだ。」と、殿様は自分の考えが間違っていたことに気づき、お触れを出して年寄りを捨てることをやめさせました。それからは、どの家でもお年寄りを捨てる事をやめさせましたそれからは、どの家でも年おいた親と仲良く暮らせるようになりました。

これについてみんなどう思ったかの座談会をやって「きらっと☆シニア」かわら版・西東京の記事にしようということになりました。

写真は昔なつかしい風景を醸し出すジオラマの詩人といわれる山本高樹という人です。

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