2008年9月7日日曜日

陶芸の仲間


昨日は陶芸の素焼きの窯入れでした。会員が10名で一人20点として200点はあったかと思います。
どんなものがあったかといいますと、

お皿(サンマ専用の長い皿で大根おろしを置けるように仕切り部分もある)
人形(ダンスパーティで着るフワットした衣装)
電気スタンド用照明(瓶状のものに星とか花模様にくりぬいて)
箸置き(エコブームでマイ箸の人も多いが、箸置きのいらない、先端が反り返っていて、転がらないようになっているので使いずらいそうです)
牛、招き猫。カエル(お土産さんの模倣
埴輪(竪穴式住居、人型)
メガネかけ(美人の頭部の形)
枝豆のカラ入れ、魚の骨入れ(皿はいっぱいあるのでもういらないといわれ、案外ないものはなにかと考えた作品)
時計(文字盤にバラの花びら、本当は12個でよいが、バラの感じをだすために試作が80個)


これを窯に入れるには何段も重ねますが、段毎に高さを合わせる必要があるので、これが結構苦労しますので2時間かかりました。
この窯入れが終わって楽しかったのは、教室で月2日で作っているので、他人がどう作っているとかは断片的にしか覚えていない。自宅で作っているひとも
いるので、どうやってその形が出来たのか、どんな苦労したかの談義が始まった。これがまた興味が尽きない話ばかり。
●普通の人は、次何を作ろうかと種切れになってしまうが、造形力のある人は次から次に作りたいものが山ほどある。
●2色の粘土を使い、したに赤色の塗料をいれて、焼きあがったら、黒色の上の部分を一部削りとって、下地の赤を浮き出させるとかまで考えている人。
●絵を描いている人もいるが、その人は先生から教わったのは「絵は人間の幅」だ。男性は女性のことが、女性の人は逆で、どれほど知っているかにかかっていると。
 この人は人物を描いているが、学生のモデルを呼んでいるが1回3時間で6000円、20分はじっと動かないこと。但しそのモデルの好きな姿勢でよい。
 10分の休憩があってこれを繰り返す。結構モデルを呼ぶ苦労はしないそうです。
●人形は10頭身でないと見栄えがしない。初心者は5頭身くらいになって短足になってしまう。
●動物を見本を見ながら作るが、その動物を猫でなく犬に見せるには、日頃動物をよく見ていないことに気がつく。特徴を捉え、真似るということは非常に難しいことが分かる。
●デパートにいって陶器売り場で買うことよりも、色・風合い・形などどうして作っているのかの不思議を見つける。テレビの「何でも鑑定団」でこの陶器はこうやって 作られているとか、陶芸をやっていることで視点ができて楽しいというのは誰も同感でした。

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