2007年12月20日木曜日

乱高下のドーナツ

写真はゆんフリー

5ルピーのドーナッツが「乱高下」
ペシャワール会報(日本で寄付を募って、中村哲という医師がアフガニスタンでらい病や灌漑用水の土木工事を無償で援助している活動家発行の会報)NO94、2007・12.5に隊員が寄稿しているのを読むとどれも素晴らしい文章です。

10時頃になると工事現場に少年がドーナッツを売りに来る。
「ミスター買わないか。1個5ルピー(日本円で10円相当)だ。」
ちょっと高い気がしたが焼き立てで味は美味しかった。
翌日、現地人スタッフ達といるところにドーナツ売り少年が再び通りかかると、スタッフの一人がドーナツを奢ってくれた。「4つくれ。1個いくらだ。」
「2個で5ルピーだよ。」
えっ!?昨日自分が買った時と違うじゃないか。「おい、なんで昨日の半額なんだ」と尋ねると、「昨日のは、大きかっただろ。今日のは小さいから2個で5ルピーだ」堂々と答える。
うーむ、食い意地に長けている私の記憶が確かなら、大きさはさして変わらなかったと思うが、納得はいかないものの、美味しかったからいいかと仕事を再開している私のところに商売を終えた少年が戻ってきた。「ミスター、1個余ったから買わないか」「いいよ。2ルピーかい?3ルピーかい?」「なにいってんだよ。1個5ルピーだ」
自称12歳の少年だが、大人顔まけの商売根性だ。だが、そう感動してもいられぬ私はカール・ルイスになったごとき全力疾走で逃げ惑う少年を追走しひっ捕えたが、振り返ると少年の弟が兄の身を案じておお泣きしていた。
それ以来、少年は私を見ると怯えていた時期もあったが、今は常連客として仲良くしている。ちなみに、1個5ルピーの大きいやつが続いている・・・。
灌漑用水路建設担当 本田潤一郎。

http://www.la.biglobe.ne.jo/peshawar/
ペシャワール会事務局〒810-0041福岡市中央区大名1-10-25上村第2ビル603号室
TEL092-731-2372
[以前もエジプトの床屋での話:お客の所得によって床屋の料金がことなる。このドーナツの値段がことなるのはイスラムでは名誉なことかもしれない]

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