2009年5月26日火曜日

離島


おはようございます。離島といえば山形県では酒田市から舟が出る飛島しかないが行く機会を逃しています。島では小豆島、佐渡、熱海の初島くらいしかないのですが、なぜか心をひかれますが、生活している人は大変でしょうね。最近では瀬戸大橋や、しまなみハイウエイで四国や本州とつながったところは行ってきました。
http://www.mlit.go.jp/crd/chirit/ichiran.html
日本は、6852の島嶼によって構成されています。そのうち、本土5島(北海道、本州、四国、九州、沖縄本島)を除く6847が離島であり、住民登録のある離島は310島もあるそうです。
宮本常一が生まれた瀬戸内海の山口県周防大島本島とその属島の沖家室(おきかむろ)島(しま)を結ぶ380mの橋は文字通り悲願ともいうべきものだった。<橋の袂へ記念碑などを立てる計画もあるでしょうが、私は国民の税金によってできたものだから「この橋、全国同胞の協力によってできました。感謝します。沖家室(おきかむろ)島(しま)島民。」というものを立ててほしと思います。政治家や知事の顕徳碑はどこにもあるが、世話をして口をきいてくれただけです。金を出して者に礼をいった例がないのですと。
谷川雁という人が無人化するトカラ列島の臥蛇島にいく直前に尋ねた。そもそも離島というものは一体なんなのか。本土に対して同情さるべきお荷物でしかありえないのか。お荷物でない積極的な意味があるとすればそれはどんな意味なのか。
宮本は一瞬驚いた顔をし、それから微笑を崩さないように目を閉じたまま「離島が百戸以上の場合にはかろうじて発展します。しかし50戸以下ではどうにもならない」と答えたという。
資源によって人口が左右されるのではありませんか。宮本は張りのある声で「人間は条件を作りますよ」と答えた。ということです。
そこには意外な唯物論的な考えに衝撃を受けた。そこのは離島にロマンティックなまなざしもなかった。しかし経世済民の“済民”の自分で自分を救済するという志を裏切るわけにいかい意志が感じられたそうです。
宮本常一と渋沢敬三・旅する巨人・佐野眞一著から

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