2009年3月25日水曜日

山の物語②


おはようございます。遠く遠くつらなる連山が見えるところに行きたい気持ちです。今日もお山のお話しです。

信州八ヶ岳との背比べ伝説には、先の話とは少し違った趣をそえている。
富士山より八ヶ岳のほうが少し高かったのである。
しかし何といっても、目測では何とも判定しがたいので、阿弥陀如来に仲裁をたのんだ。
「よしよし公平な審判には正直な水のながれできめよう」といい、二山に樋をかけた。水は富士山のほうに流れていった。
勝負は決まった。ところが、富士の女神は、怒って八ヶ岳の頭を足蹴りにした。たちまち頂上が崩れおちて八の峰が出来上がった。
以来その山を八ヶ岳と呼ぶようになった。

富士山:3776m
八ヶ岳:2899m(赤岳)
白山 :2702m
愛鷹山:1505m(越前山)
榛名山:1448m

富士山歴史散歩:遠藤秀男著:羽衣出版

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