2009年3月19日木曜日
八卦
おはようございます。昨日はうどんを食べてたら、背中に汗が溜まるほどの温かさでした。辛夷の花も一日で広げて、大きな口をあけたようです。ところがマイミクさんの「白ヤギさん」話では多摩川の堤にはもう桜が咲いているという写真もそえられていました。
八卦とは易(『易経』)の基本の形であって、これによって人間の置かれた現在から、進むべき未来への動向を占うものですとあります。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」という言葉があるが、本来は神の手にゆだねられているはずの運命の世界に、易を通じて人間が食い込むことから始まった。人間の神からの独立である。住まいを確保し、火を使いこなし、しかし天変地異などについては神のなすがままであった人間世界に、蛇身人首(仏教の宇賀神:穀物の神とされ、天女形の像が多いが、白蛇を神として祭ったものである)の異形の聖人が出現し、ついに神の手を離れ、自立の道を歩み始めた。易によって、現状を知り、未来への指針を得る。「これからは、人間のことは人間の手で」やらせていただきますよ」という宣言だそうです。
史記物語:渡辺精一:講談社
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