2008年2月8日金曜日

マザーテレサ


マザーテレサ:富士見福祉事業団の理事長枝見太朗さんは1983年に映画の仕事をしていたとき、インドのカルカッタ(今はコルカタという)に行ったときに、マザーテレサと会う機会があってそれ以来日本で寄付等を集める窓口などの付き合いがあったそうです。
この話は御存じの方も多いと思います。
マザーテレサからの質問は「愛の反対は何でしょうか」と問われた。目の前に5人の人がいて、その内の一人が顔を見るのも嫌という人がいたとしたら。
その人が早くいなくなれば良いと思うかもしれない。愛の反対に見えそうな憎しみがあっても、この憎しみは「愛」の隣合わせかもしれないといわれ益々困ってしまったそうです。この憎しみは機会があれば「愛」に変わる可能性があるとのこと。関心を払うから憎らしいのだと。愛の真逆の言葉は「無視や無関心」で路上に寝る人間の存在すら認めないように通り過ぎる。言われて初めて分かる言葉です。
もうひとつは「貴方がいなくなったら悲しむ人がいますか」こういわれ不安になったそうです。
飛行機場で映画の機材が手元に戻ってこないので撮影もできないので困り果てていた。マザーテレサにこのことをいうと「本当に必要なものなら必ずもどってくる。お祈りしましょう。」はたしてしばらくして機材が戻ってきた。
「お金より大事なものは?私のところに来るあのお金持ちを見てごらんなさい。一生かかっても使いきれない財があって、身の回りの人人に疑心暗愚の目になって心穏やかでない。そうしてここに相談にきて寄付して帰る。私はマザー、マザーと呼ばれ喜ばれているし、そう呼ばれることがとても嬉しい。」

ではどうすればよいのですか?「夜寝るときに1分でもよいから家族のこと、地球の将来よかれと祈ってください。」といわれたとのこと。

もうひとつダライラマがいった話:人間の欲望のなかで誰にもある欲求はなにか。
殺人鬼であっても「人のために役に立ちたい」これは表に出てこないからであると。
寿命はあと何年と数えられるが、余命はいつでも毎朝でもスタートラインに立てる。
けして遅すぎることはない。因みに緒方貞子さんは50歳になってから活動を再開したそうです。
写真は蒲郡市博物館常設展灯具展より

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