2008年7月8日火曜日

作歌から訳詞へ


おはようございます。どんな歌でも歌詞とメロディがぴったりあっているのは聞いていても心地よいですね。
Parlando(「語りかけるように歌う」という意味の楽想記号です)は国立音楽大学附属図書館・通巻259号June9・2008
長谷川由美子さんが書かれた部分の抜粋です。

作歌から訳詞へ:
明治期の唱歌はイギリス民謡の《庭の千草』》《蛍の光》、ドイツ民謡の
《霞か雲か》、ウエルナーの《野ばら》などや、讃美歌、軍楽隊所蔵楽譜からの収録されたものが引用されているのはみな様ご承知のごとくです。

芝生の上に小笹の葉にうつくしや来てあそぶ雀
きのふかけふか巣立ちてまだ
かよわき翼馴らしれやよ
そらによもに         明治23年

この歌はどんな曲に歌詞をつけたのでしょうか。
作歌者は大和田建樹が旋律に言葉をはめ込んでいった。

シューベルトの菩提樹を次のような題名の歌にしました。
雀の子 明治23年(上記歌詞の題名です)

朧月  明治41年
大和田は500以上の歌を上記のように複数の詞にした。
まるでパズルの小片をはめる感覚だった。
この彼の製作姿勢に真っ向から挑んだのが近藤一五郎だった。明治40年代になって次のような意味に添う訳詞にしたそうです。

菩提樹
泉にそひて繁る菩提樹
慕ひ往きては美し夢みつ
幹には彫りぬ ゆかし言葉
嬉悲に訪ひしそのかげ     明治47年

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