2008年7月4日金曜日

週刊ダイヤモンドの記者魂その2


おはようございます。昨日の続きになります。
<どうして「ヤマダ電機」なのか>自分が書いた特集は社内の編集会議で、お前の一人よがりではないかという子と揶揄された。しかし頑張った。
1998年に1620億円であった売上がこの10年間で11倍の2兆円を超えるほどになった。M&Aを多少はやったが、それを主眼にした訳でもないのに急成長したのは何故か。法令違反はおおい・会長が超ワンマン・利益率がよい・これだけ店舗を増やしえたのに、無借金で財務体質は大変よい。他社から聞こえる悪口はやっかみもあるが多すぎる。
それであっても読者がこの記事に興味を示してくれるかいなかである。
池袋で行われているのは、ビッグカメラの本店である隣に出店したので戦争状態になっている。テレビをかう場合にこの2店を交互に往復して隣はこのくらいの値段を提示した挙句、両社の競争は5万から10万円の値下げになるということを知る人ぞ知るで、この戦いの成り行き如何と興味や関心は大きい筈で、面白がって読む筈だと編集会議で主張し納得がえられた。結果は社内の売れ行き標準を突破してボーナス査定を期待したい。
証券会社にきいても小売業界について聞けば、少子高齢化で小売業界は多難の時代で下降線をたどっているが、その中でのこの売れ行きの良い面をさがせば、単身世帯が多くなっていることがテレビの台数売れ行きの下支えをしている。家電については秋葉原にみられるとうに観光地の要素に似ているのは日本特有の例だそうだし、面白いと説き伏せた。
この経済雑誌の記者はインサイダー取引になるので、出来ない立場にある。
先行きのイオン、セブンイレ・イレブンのホールディング、ヤマダ電機については外人投資家が投資している。市場規模はコンビニ業界7兆円、外食26兆円、家電7.5兆円、のうち「ヤマダ電機」は市場の20%を占めているのは驚異的的である。
電気量販店にゆけば、メーカーもひれ伏すヤマダ電機の実力である。しかし3月に年次売上目標が達成できなかった。
財務体質が借金0でよいというのは転換社債で担保なしの資金を運用しているから、在庫の回転率も大変よい。第1回目が500億円、第2回目が1500億円もの資金がえられた。
社長に取材申し入れをしたら、お前へんなこと書いたら大変だよ、不幸になるなよ・テープもとるよ(日経ビジネスが争って和解して敗訴している。という実績があるからの強気と覚悟のほどの確認があった)。
何も心配いりません。真実をいうことはお互いに社会発展のためなら良いはずです。どうぞ取材に応じてくださいとたのんで3回ほど面談の機会があったが、弁護士同席だった。
しかしこういう記事の場合クレームを告げてくるケースが多いがなにもない。
ひどい話の数かずは裏付けがないと記事にできないことも確かであります。
結局はスイスからの外人投資の源は年金資金であるので元気のある成長性が高いと「いう評価も3月決算の状況をみても、法令違反や売り場への派遣社員の動員などは、そういう企業への投資が公的資金の色彩のもの、年金融資は好ましくないという評価に転換することも否めないので株価の評価も相当に厳しい状況に追い込まれる可能性もある。
<仕事の苦労と達成感>

売れたときは正直うれしい。
いろんな反響があり、励ましや叱責の両方あるが、反応が多いわけでうれしい。
タレコミもある。日刊ではなくて、雑誌でスクープできたのは嬉しい。
記事にするのに3日の徹夜もあったが結果よければ楽しい。
この記事本文は2008・6・21号に掲載されています。

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