2008年6月25日水曜日

歯科の現実




<ニュースの背景>
同じ事柄でも、患者、歯科医、技工士のそれぞれの立ち場で主張がことなる。
技工士は入れ歯、カブセを制作する人ですが、歯科医が海外にこの加工を委託することが行われていることが問題になっている。
●厚労省は患者の同意を得ること、患者が自費治療の場合なら海外委託でもよい。しかし現実にはこの同意の前の説明、もない。
●歯科医は10年前に比べると、20%の所得ダウンだそうです。そういう背景にあるので違法治療が横行しているそうです。こういう治療は材料に鉛が入っているなどの問題がある場合もあるのに、厚労省はこの点をあえても見逃しているような傾向がうかがえる。
歯科医も所得ダウンがあるから技工士への加工委託料の大幅ダウンを要求している。技工士も受けた仕事を海外に委託しているケースも増えているし、廃業する人も増えているそうです。技工士の学校に入学する人も減っている。
海外からの入れ歯の輸入は雑品扱いで安全衛生面でのチェックが」ないので相当な問題である。外国に委託するなどは餃子問題で承知のごとくである。
技工士は日本では資格試験の合格した者を要求しておきながら、海外委託をたとえ患者の同意を得ることを条件に見逃している点はどう理解したものかと考えざるを得ないという(まず医療費削減が第一義なのでしょうか。歯科に限らずですが)
高額なインプラント(上顎の歯は取り付け時に脳にも影響あり、受講者から西欧や米国で安くない場合はキチンと良心的に治療しているのではないかという疑問が投げかけられたが、米国でもこの治療が報道されていないが問題になっている由)やホワイトニングにしても歯を削るので相当にいためている。このように患者の苦情が増えているのは歯科医への治療費締め付けが原因のようである。






東京経済大のマスコミ講座:専門紙の場合より:見事な講義でした。

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