2008年6月3日火曜日

ファイマン行状記その1


米国ノーベル賞物理学者の自伝「御冗談でしょう、ファイマンさん」がいうにはコーネル大学とシカゴ大学の両方の大学から招へいがあってどちらも譲らないのでどんどん給料がつりあがった。
「その地位の給料は○○○ドルだったんですよ」と莫大な額が書いてあった。ゆうにその時もらっていた給料の3か4倍はあった。まったく気が遠くなるほどの額だった。
そこで彼は「この給料のことを読んでからますますこれは辞退しなければならないと決心した。実はいつも彼がやりたいと思っていることは、つまり素晴らしい女性をアパートに囲って何かいいものを買ってやるとかいったことがこの給料なら実際にできるからです。そしてそうなればもうどういうことになるかは言うまでもない。彼は彼女が何をしているかなどと絶えず気を揉んだ上、帰ればいざこざが持ち上がるに違いないから、そうなると物理の研究に打ち込むことができなくなる。僕がいつもやりたいと思っていることは実は自分のためにならないからということで辞退したのだそうです。

1 件のコメント:

matsumoto さんのコメント...

ファインマンは大人になってから知りました。早く知っていれば算数や物理に積極的に取り組めたなっただろうと思っています。
趣味で量子の応用について日ごろ考えています。