2008年1月20日日曜日

困難な時の決断方法


プロズ&コンズ(ラテン語だそうです。簡単にいえば良い点・悪い点か長所・短所です)
戦後60年経ってもイギリス人のヒーローであり続けるチャーチル首相が対ドイツ戦で戦略を練る場合、情報を収集する組織を使って、現実を把握した。そうしていよいよ最終決断をを下す段階で、これをすすめたらどれだけの損害がでるか、どれだけの勝算があるのか見極めたその試験紙がこのプロズ(Pros)&コンズ(Cons)です。
やり方は簡単で、一枚の紙に紙の中央に縦割りの線を引く。そして迷っている案件について良い点(プロズ)と悪い点(コンズ)を上から順番に書いていき、どちらの件数が多い
、(ウエイトが重いかも入ると思いますが)で決断するものだ。人が混乱するのはMust(ねばならない)とWant to do(したい)の狭間に立つからだ。チャーチルはこの方法で見事に解決してくれた。これが仕事の悩みを解決し、迷える自分の眠りを開かせる近道なのだ。
それは3つの「とうし」も必要だ。「闘志」「投資」「透視」で日本人はこの3番目の透視力が弱いからではないだろうかとイギリス人は見る。
考えて見ると、迫りくるナチスの脅威にチャーチルの決断は素早かった。リストを作り速攻で考えを決断する。
私達はすべてうまくいくにはどうすればよいいかと必要以上に深く考え、白黒をはっきりさせることを恐がる。だから何も決められないまま、問題を放置する結果になるのだ。
「日本人は問題が起こると、じっくり検討しなければいけないと思い、とても長い時間考え続けるため、決断という最終目的にたどり着けないのです。何も決められないまま,時間がダラダラ過ぎてゆく。チャーチルのプログ・コンズはこんな悪習を転換させてくれるエッセンスだ。
イギリス人の格:井形慶子著より

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