2008年4月16日水曜日

お逮夜


おはようございます。下記の逮夜の法要という言葉を知りませんでした。(自分の両親や兄などの菩提寺なのに)
小生の義姉(故兄のお嫁さん)が昨年亡くなりました。その人の法要についてです。
山形県一人残された娘姪御と他県(富山・千葉・埼玉)にいる義姉の4人弟妹がこれを実行していたのです。みな交代でそれぞれの連れ合いも交えて法要のため通っていたのです。一周忌が経過してある本で分かったのです。なんと篤い法要でしょう。彼らは本当に仲のよい兄弟姉妹でした。
成仏を祈るために一生懸命法要を営んでいたのでした。イエローポスト

仏教では、亡くなられた日から七日ごとに、閻魔大王を始めとする諸王に生前の善悪行に関して裁きを受け、 各菩薩に教えを受け、七回目の七日(四十九日)に次に生まれ変わる世界が決まるといわれています。
生まれ変わる世界は、六道と言い、地獄道(じごくどう)、餓鬼道(がきどう)、 畜生道(ちくしょうどう)、修羅道(しゅらどう)、人間道(にんげんどう)、天道(てんどう)です。
お逮夜・七日法要とは、その時に故人が成仏できるように功徳を積もうとする法要(中陰法要)となります。
昔は逮夜の法要と忌み日の法要の両方を行うことがあったそうですが、現在ではどちらかの日に法要することが一般的です。
本来は七日ごとにお寺から僧侶を呼んで法要してもらいますが、 最近では、初七日、五七日、七七日(四十九日法要)で僧侶を呼ぶ家が多いそうです。
(五七日に僧侶を呼ぶのは、閻魔大王自身が裁きをする日とされているからです。)
その他、四十九日の忌明けまで毎晩、御詠歌を上げるのも故人の功徳を上げ成仏を念ずることになります。
忌日 王 菩薩
初七日 秦広王 不動明王
二七日 初江王 釈迦如来
三七日 宋帝王 文殊菩薩
四七日 五官王 普賢菩薩
五七日 閻魔王 地蔵菩薩
六七日 変成王 弥勒菩薩
七七日(四十九日) 泰山王 薬師如来

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

今私の住んでる佐賀の村でも、この法要はいきています。
でもこんな仏教的な意味があったとは知りませんでした。
御詠歌の一日講習?を受けたことがありますが、この話を聞くとちょっと知り合いのお寺様で教えていただこうかなと思いますね。