2008年4月21日月曜日

書道・臨書


新宿で考古歴史学者森浩一先生の講演を朝日カルチャーを聞いた帰りに夕飯まで時間があるので、三井ビルの1回に写真展をやっているところがあったのですが、もう閉鎖されていました。
たまたま朝日生命51階で書道展があったので立ち寄りました。
以前マイミクのナナさんから中国古代の石碑の拓本を紹介されて、その素晴らしさに目を見張ったのが思い出されました。行って初めて分かったのは、丁度同じく石碑を臨書という字の筆使いをそっくり写し(コピーではなく毛筆で)
の展覧会でした。自分の個性を殺して、石碑の字を書いた字を再現するのでした。どれも見事なものでした。
そこで知ったのは絵や写真も同様に書道も詩を語り、人を語る芸術だと感じられたのです。PCの字や活字とは違った生きたものを感じます。音楽も生を聞くのとCDを聞く違いがあるように、肉筆にも
そういう力がありました。これに合わせて本体の「墨華書道研究会」という団体の書家もやっていましたが時間を延長してほしい位でした。
小林翠径臨書展4/22まで
http://www.shodo.co.jp/tenrai/book/book-class04.html

そこで分かったことは日本三古碑(上野多胡碑※1、下野那須国造碑、陸前多賀城碑)、
※1は群馬県吉井町多胡碑記念館:吉井町大字池1085:TEL027-387-4928これは国指定の特別史跡になっています。ここは古墳の多い群馬県に行った時たまたま辿り着いていました。

http://www7.wind.ne.jp/yoshii/kanko/spot01/tago01.htm
    多胡碑は、奈良時代初期の和銅4(711)年に当時の群馬県では14番目の郡の多胡郡が誕生したことを記す記念碑で、日本三古碑の一つです。当時の三つの郡から三百戸を分割し、新しく多胡郡を設けたことが記されています。その優れた書体は今も多くの書家達に愛好され、多胡碑記念館では、そのすぐれた書体に関する中国等の拓本等も展示されています。周囲は緑あふれるいしぶみの里公園として人々の憩いの場ともなっています。


比較的近くは多胡碑を含んだ上野三碑は高崎市の巨大観音像が見える観音山南丘陵地にあるのですが、山の上の碑、金井沢の碑もあります。

「鉄山・大集経」拓本集を 高知在住の磨崖刻経」の拓本は20年ほど前、高知市の拓本家 井上拓歩さん(78)が現地を訪れ採った。一つの文字の 大きさは一辺が30cmー50cm。造形・風化美の魅力 6世紀、中国仏教の聖地
これを福岡市の木村迦葉さんが出版したのをナナさんが紹介されていたのを知ってからの連鎖反応でした。

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