2008年3月17日月曜日

面白い都市空間②


<面白い都市空間の発見②>
街づくりには完成という概念はない
造園学者の人たちと話すをすると、「建築、土木を専門にする人たちは間違っている」といいまあす。
どうしてそう言うかといいますと、建築・土木の人たちは「竣工」という言葉を使うが、造園の世界にいる人たちの世界にいる人たちの世界には竣工という言葉がないという
のですね。木はどんどん伸び、石は風雨で削られ、時間の経過とともに、変わってゆく。造園の世界では、完成ということはない。常時その時々の最善の姿が維持されていくのが造園だと思います。建築家は竣工時が一番よくて、どんどん劣化していくという前提にたっているよだけど、街はそうではない。街の完成とか竣工という概念を変えていくべきと私は思うのです。完成された街はありえない。

FOREという雑誌で、大手不動産会社が作っている協会の季刊誌のNO32:集客とにぎわいの対談から
H:橋爪紳也橋爪 紳也(はしづめ しんや、1960年12月6日-)は、日本の建築史家。元大阪市立大学教授。建築史・都市文化論専攻。工学博士大阪大学、1990年)。大阪市中央区島之内生まれ。兄は美術史家の橋爪節也。社団法人現代風俗研究会会員。イベント学会副会長。


話は変わりますが、隈研吾建築都市設計事務所いわく小堀遠州にしても造園がさ先でこれと調和のとれたものを建築するという考えが昔から日本にあったという説明をされています。慶応大学→創立150周年記念講演の07/9/9に入ると、ビデオで講演が聴けます。作品もとても素晴らしい・斬新ですが和む作品ばかりです。

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