2008年3月12日水曜日

マルコムxはいう。


原爆投下の前、----海をへだてたこちらのアメリカ合衆国では帰化し、あるいはアメリカで生まれた忠誠なる日系アメリカ市民10万人が、収容所の有刺鉄線のなかに借り集められたが、これはどういうことなのか?それにひきかえ、ドイツ生まれの帰化アメリカ人で、鉄条網のなかに集められた者が何人いただろう?彼らは白かったからだ!マルコムX自伝335p。

もしヒトラーがその意図していた通り世界を征服していたら-------こう考えると、今日生きているユダヤ人はだれしも、身の毛がよだつような思いがするのだ。ユダヤ人はけしてこの教訓をわすれない。彼らの諜報機関は、あらゆるネオナチ組織を監視している。大戦直後、ユダヤの「ハガナ」(ユダヤの穏健派社会主義の自衛武装機関。防衛の意)の調停団が長年にわたる英国との交渉を促進させたが、当時「シュテルン」(ユダヤの左派の自衛武装機関)は英国人に銃火を浴びせていた。そのため、英国人はユダヤ人がパレスチナを正当な所有者たるアラブ人の手から奪い取るのを黙認し、これを助ける結果となり、かくてユダヤ人は自身の国イスラエルを樹立したのだ。
マルコムX自伝346p。

アメリカ黒人が尊敬されるためには、ほかに道がない。白人が黒人に与えようとして与えられないものが一つだけある。それは自尊心だ!黒人は、ほかの人々の持っているものを持ち、ほかの人びとと同じように自らの手で行ってはじめて、独立もでき、またほかの人間と真に平等な人間として認められるようになるのだ。

イエスはイスラム教では、もっとも重要な3人の預言者の一人とされていて、あとの2人がモハメドとモーゼなのである。エルサルムには預言者イエスを祀ったイスラム教聖堂があるくらいだ。されにいえばキリスト教はキリストも教えたことを行っていないというのがわれわれの信念だと説明した。そしてかならずビリィ・グレアム(米国の福音伝道者。信仰復興運動組織の指導をした。)の事例を引き合いにだした。アフリカで反論された彼でさえ、自分のことをはっきり区別して、「私の信じているのはキリストであって、キリスト教ではない」といっているのだ。マルコムX自伝356p

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