2008年5月6日火曜日

仏様は御堂の中で

薬師寺展が国立博物館であって本尊は除いてメインは両脇に貴族的雰囲気のする日光菩薩・月光菩薩、聖観音の3尊の仏像が陳列されていました。四方から照明のある中でで拝見するので、肌もピカピカしている。どっちかというと、私達は仏像を仏様として拝む機会が多い筈が、美術品として公開している博物館は自分もその一部であるが見学客も多い、仏さんの肌に照り返しがある、光背もない。
今回は工夫されていて、傾斜のあるスロープを回遊する途中バルコニー風なところからも拝観できるようになっている。途中お坊さんが引率して解説していたが、中心から水平にみて90度から外れたところや、後ろからは拝見できないので、こういう機会はめったにないという。私も3像に絞って何回も距離や角度を違えて立ってみると、同じ一つの仏像であってもこれほどまでに違うものかなと思うほど、距離、位置と角度で相当に異なる印象だった。
展覧会は彫刻として、御堂では信仰のため手を合わせる。一番は距離と角度と御堂のほの暗さがあるのがよい。やはり京都や奈良に行って仏さんとゆっくりお話ができるような雰囲気のあるところがいいと思った。先のスロープは3mもある身仏の胸に我々の目線が届くような仕組みになっている。通常は遠くを見つめるような仏像の伏し目の30度くらいである目線の下から見守られるように仰ぐのを仏師も意図して信仰のために彫刻したのではないでしょうか。身長の4・5倍の距離で拝見すると神々しいが、あまり近い身長位の距離では有難さが失われる。
全部陳列物見ると疲れる。最近は重点を置いて3つ位に絞り、何回か戻ったり、見事な配置で適宜座れるようになっていて位置を変えて拝見しました。

それと法隆寺館もあることを知った。法隆寺にある宝物より古いものがあるし、貴族達がそれぞれの屋敷で朝夕に拝んだであろう30cmくらいの観音様がずらり並んでいて古代の信仰の一端が見えたようです。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

薬師寺は、結婚当時、天理に住んでいたので、自転車でよく遊びに行きました。車など持ってなくて、貧乏暮らしでしたが、色々なお寺や仏像や古墳など見ていると、気持ちが伸びやかになり、貧しさなど忘れていました。楽しい思い出です。

国立博物館の展示では、日光菩薩・月光菩薩、聖観音、3尊の皆さま、東京ツアーですよね。観客は、観に行ったつもりでも、ホントは見られていたかも知れませんね。
閉館後、仏像の皆さま、「今日のお客は、ああだった、こうだった」と賑やかな会話が、ホールの中を飛び交ってるんじゃないでしょうか。