2008年1月23日水曜日

ニベもない。


ニベもない「ニベ」とはなんですか?魚のことらしい。簡単にいうと昔の接着材です。
弓道をやっていますと、膠(ニカワ)に出会う。ギリ粉といって右手に弦を引っ張るカケ道具(おおきなグローブ状)につけて指の滑り止めにする。又弦に矢の溝をつがえる場合に弦の部分をはめやすくするために太くしてあって、それには麻を巻きつけるための接着剤です。この接着剤である膠(にかわ)は鹿の皮や骨を細かく切り刻んで煮詰めたもの(エキスの「にこごり」だけではなく、そのもの)が接着材になっている。そのほかに魚から作るニカワもある。
「にべもない」は魚のにべから膠がとれてこれを人間関係の表現にたとえた。
にべという魚や鯉・ウナギ・サメなどの浮き袋から膠をつくるが粘着力が強いのがニベ膠なのです。「ニベもない」というのはこの粘着力がない接着力がない=付きようがない=相手にされない冷たいということだそうです。もともと魚の名前で海の魚で「石もち」よく発達したウキブクロをもっていて「グーグー」と音をだすことから「愚痴(ぐち)」やコイチとよばれていることの多い魚だそうです。

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