2008年1月12日土曜日

オーブン・ストーブ


オーブン・ストーブ
ベンジャミン・フランクリンの自伝を読んでいたら、ペンシルバニアのフィラデルフィア(米国の建国の地区で印刷の仕事をしていて、さらに良い技術を学ぶためにロンドンにわたり1年間滞在していた。結婚の約束はしていなかったが、一度だけ手紙を出していただけなので、戻ったときには別の男性と結婚したたが、もう離婚していた。なかなか縁がなくて女遊びもしたとか、自分のマイナス面も率直に書いている。それは息子に人生の知恵を授けたいということの意味もあったようです。
そのなかで、オーブン・ストーブ※を発明した。このストーブは、新しい冷えた空気を燃焼させる部分に入る前に、暖める仕掛けになっていた。従来のものよりも暖房にもよく、同時に燃料の節約になった。その模型を古くからの友人に贈った。この友人は溶鉱炉をもっていたので鋳造を始めたところ、ストーブの需要が次第増してに彼は大分儲けた。フランクリンはこの新発明のパンフレットを自分の仕事である印刷だけを行っただけだった。
これらの発明について、フランクリンの主義はわれわれは他人の発明から多大な利益を受けているのだから、自分が発明した場合にも、そのため人の役に立つのを喜ぶべきで、けして惜しむことがあってはならないという考えであると。この時代はのどかだったのでしょうか。本人の謙譲の面も大いにあるようです。
※ストーブの上にオーブンが載っている形で、空気の取り入れが冷たい空気をあっためたうえで燃焼部に導入している形状です。

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