2008年1月29日火曜日

血と油その2


写真は蒲郡市博物館「絵手紙」展の全国応募作品のなかから


現在世界人口の5%たらずの国が、世界全体の石油供給量の25%を消費している。このままいけば2025年の消費量は現在の1.5倍に達する。これは産油国の政治と経済の継続的安定に命運をゆだねることになる。1973年から4年にかけての第二次オイルショックのような供給の途絶は広範な石油不足や価格の高騰、世界的な景気後退をきまって引き起こす。外国の石油に依存していれば、米国から供給者の国へ膨大な富がわたることになる。1バレル当たり30ドル(現在ではもう95ドル位で計算すれば下記金額は3倍以上)今後25年間に輸入する石油もの代金は3兆5000億ドルという。外国の主要供給国はこの見返りに国連での支持や新型の兵器の譲渡や軍事力による保護などだ。アメリカの歴代大統領がこのエネルギーと安全保障のジレンマを解決するのに成功した試しがない。(京都議定書のエネルギー問題に米国が同調しなかったのも、このエネルギーについて抑制しない・あるいはしたくないという意図があったからではないかという気がする。イスラエルを建国させたのも、中東に楔をうつあるいは足がかりを作る目的があったからではないかという気さえしてくる)「血と油」アメリカの石油獲得戦争マイケル・T・クレア(米国屈指の紛争アナリスト)より

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